2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

光技術の応用分野

光技術の応用分野はとても広いため、ある程度絞ってトレースしてゆくのが一般的なようです。例えば、 一般財団法人光産業技術振興協会(以下、OITDA)の技術戦略策定レポートでは、2014年度では 1, 情報処理フォトニクス 2, 安心・安全フォトニクス 3, 光ユ…

光技術の分類

当ブログにおいて、以下のように光技術を分類します。光技術(発光、受光技術など)と、それの応用を明確に区別しているところに留意願います。 発光:電子 → 光 受光:光 → 電子 変換*・伝送:光 → 光 *変換とは、入力光を、進行方向、波長、偏光、コヒーレ…

光とは何か-3

実験的事実からは、「光は波としての側面と粒子としての側面をもつ」ということが言えます。しかし、これは光=波モデルが成立する実験事実と光=粒子モデルが成立する実験事実が混在しているに過ぎません。二つの相反するモデルを両立させうる原理が必要で…

光とは何か-2

しかし、それで話は終わりませんでした。光電効果という不可思議な実験事実が見つかったからです。光電効果とは、当時は、金属に光を当てると、電子が飛び出す現象のことでした。(現在ではこれは外部光電効果と呼ばれ、内部光電効果と区別されています)何…

光とは何か-1

光技術のことを把握する上で、ある程度の光の知識は必要です。まずは光とは何かについて、前回説明した物理学のプロセスを回してみるとしましょう。近代物理学の祖、アイザック・ニュートンは、光の直進性と反射を観て、光の正体は光線と呼ばれる線を構成す…

導入-物理学のプロセス

このブログが対象にしているのは、光技術や他分野の技術者の方はもちろんのこと、将来有望な市場を探している方も含まれます。理系でない方にも光技術のポイントを抑えて頂けるよう、まずは物理学のプロセスから導入したいと思います。 「物理学のプロセス」…

ご挨拶

はじめまして、Aoi Rohn と申します。これから、「光技術による社会革新」をテーマにブログを書いていきます。技術立国日本をもう一度、そして、日本だけではなく世界経済、ひいては人類の明るい発展のために、どのように光技術が応用出来るかを考えます。 …